金沢大学附属病院 リウマチ・膠原病内科

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第4回IgG4関連疾患国際シンポジウム・第13回日本IgG4関連疾患学会が開催され、当教室から5名が参加しました。 

2021年12月2日から4日にかけて、 北九州国際会議場(北九州市)において第4回IgG4関連疾患国際シンポジウム・第13回日本IgG4関連疾患学会が開催されました。 IgG4関連疾患は日本で最初にその疾患概念が提唱され、 世界に先駆けて全身疾患としての全体像が明らかにされた疾患です。 病態や治療方針について未解明の部分が多く、 国際的にも高い注目を集めています。 昨今の情勢を鑑みて一部webでのハイブリッド開催となりましたが、 本邦の他にも米国、 欧州、 中国等のアジア諸国から多くの研究者が集まり、 研究成果の発表や意見交換が行われました。 当教室からは川野充弘先生、 水島伊知郎先生、 柘植俊介先生、 吉田美咲先生、 私の5人が参加致しました。 各シンポジウムでは本疾患における最新のトピックについて、 世界的権威の先生方の講演を拝聴し、 大変勉強になりました。 私自身は今回ポスター発表の機会を得て、 IgG4関連疾患における長期予後とその関連因子についての検討を報告しました。 英語でのプレゼンテーションは不慣れで戸惑うこともありましたが、 とても貴重な経験ができたものと思います。 総じて、 自分の世界を広げ今後のモチベーションに繋がる濃密な時間でありました。 このような機会を与えて下さった指導医の先生方に感謝し、 日々の診療や研究に一層精進して参ります。

文責:川原 寛之