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ループス腎炎に関する論文 

Wire-loop lesion is associated with serological immune abnormality, but not renal prognosis, in lupus nephritis.
Zoshima T, Hara S, Mizushima I, Nishioka R, Ito K, Fujii H, Yamada K, Nomura H, Kawano M.
Lupus. 2020 Feb 10:961203320905652. doi: 10.1177/0961203320905652. [Epub ahead of print]

ループス腎炎では多彩な腎病変を呈することが特徴です。そのひとつであるワイヤーループ病変の臨床的意義はこれまで明らかではありませんでした。
今回、当科と関連病院で腎生検を施行されたループス腎炎126例において、臨床病理学的検討を行いました。その結果、ワイヤーループ病変は腎生検時の抗dsDNA抗体と相関しましたが、腎予後とは相関しませんでした。ワイヤーループ病変は全身の免疫異常を反映しますが、腎予後の予測因子とはならないことが示唆されました。
この研究は、ヨーロッパリウマチ学会（EULAR）やアメリカ腎臓学会（ASN)で発表し、Lupusに受理されました。