金沢大学附属病院 リウマチ・膠原病内科

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第66回日本リウマチ学会学術集会・総会に参加しました。 

2022年4月25日~27日に横浜にて第66回日本リウマチ学会学術集会・総会が開催されました。当科からも医員、大学院生、教員の先生方が多くの発表を行いました。コロナ禍の中でハイブリッド形式にて開催されたため、現地での発表、オンラインでの発表、様々でしたが、皆さんがそれぞれに新たな知見を全国のリウマチ医に向けて発信しました。

小市真琴先生「早期診断にPET-CTが有用だった結節性多発動脈炎の1例」

宮永達人先生「BCG膀胱内注入療法後に反応性関節炎を呈し,エタネルセプトが奏功した一例」

川原寛之先生「IgG4関連疾患における死亡率とその関連因子の検討」

小西正紘先生「関節リウマチに対するJAK阻害薬治療において治療薬剤歴が及ぼす影響~FIT-RA:Fukui Ishikawa Toyama Database of Rheumatoid Arthritisより~」

吉田美咲先生「難治性の結晶関節炎を契機に骨髄異形成症候群の診断に至った一例」

高橋芳徳先生「関節リウマチ患者におけるSARS-CoV-2 mRNAワクチン接種後の免疫原性の検討」

柘植俊介先生「住民検診データを用いた一般人口における血清IgG4高値に関わる因子とIgG4関連疾患発症に関する検討」

西岡亮先生「当施設におけるANCA関連血管炎(AAV)のglucocorticoid(GC)減量ペースの検証:rapid tapering群とslow tapering群の特徴」

蔵島乾先生「Crucial involvement of macrophage infiltration regulated by chemokine receptors, CCR2 and CCR5, in glomerular endocapillary hypercellularity in lupus nephritis」

谷悠紀子先生「好酸球性筋膜炎を伴った血管免疫芽球型T細胞リンパ腫の1例」

中島昭勝先生「関節リウマチ(RA)患者に於ける高齢患者の検討:高齢患者の再区分の影響」

上記に加え、OBの先生方、共同研究いただいている先生方からも多くのご発表をいただいています。これら当科が関わる発表に加え、現地参加においては本邦のリウマチ学における最新の知見にリアルタイムで触れることができ、大変有意義な会となりました。また、5月末日まで本会のオンデマンド配信が行われており、聞き逃した貴重な発表を視聴できるのはハイブリッド開催ならではの特典と思われます。

コロナ禍前と比べ、国外学会の現地には未だ行きづらい、懇親会ができない、などまだまだ物足りない部分もありますが、引き続き国内外の学会に現地もしくはオンラインにて積極的に参加していきたいと思います。